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        10月30日(土)10:00〜16:00(予定) 
      福島学院大学駅前キャンパス1階内 
 
      あなたが“幸せ”を字で表すとしたら、どんな字を作るだろうか。 
きっと、人それぞれ、自分の幸せ感をもとに字を作ろうとするはずである。 
しかし、あなたが作ったその“幸せ”を表した字は、はたしてほかの人に通じるだろうか。 
人それぞれ幸福感は十人十色。 そして幸せと思う瞬間はさまざまなバリエーションがある。  
 
      何千年も前の先人が作り出したのは、「こうならなくてよかった!」という不幸の姿を表す字。 人が囚われの身になって、自由を奪われ、家財も失い、家族や恋人とも一生会うことができず、苦しみと悲しみのなか死の恐怖にさらされる。 最大の不幸のイメージを「幸」という字の語源にした。 
 
古代文字は、先人が考えに考えた叡智の結晶、人生においての知恵や勇気のメッセージを感じることができ、次代に伝えていかなくてはならない美しい言葉の財産。 
 
そして日々の生活の中で常にあなたと一心同体の漢字がある。 
それは自分自身の名前。 
      名前は、父母あるいは祖父母が、生まれてきた子供が健康に育ちますように、幸せになりますようにという願いをこめてつけたものだ。 ただ、その字には、名づけの親ですら知らない漢字の本来の語源があり、不思議なことに語源の通りに生きていく人が多いように感じる。 
       
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